君との期待値
そっか。
クラスが一緒ってことは普通に友達の可能性たかいよね。
じゃあバレるのも時間の問題?
「亜姫っ!!苦しいって」
「あ、すいません」
苦しそうに手をバタバタさせる先輩に気づき手を離す。
相当苦しかったようで肩が呼吸で揺れている。
しばらくすると、落ち着いたのか息を吐いて私に話しかけた。
「ってかどうしたんだよ。こんなことして」
「そ、それは……」
目を泳がして窓の外を見る。
「あっ」
赤羽くんはもう校門を曲がる寸前で、あと少しで見えなくなってしまう。
どうしよう。
オロオロする私を見て何か気づいたのか、先輩が私の頭を押さえてしゃがませた。