君との期待値
何でも知ってて、今でも毎日が振動しているのは先輩のおかげだっておもってる。
私は、変われた。
「あの頃の私は、家族意外で毎日話すのは先輩くらいだったから
先輩しか知らなかった。
だから、近くにいたらいつの間にか好きになってた。
あえて言うなら
毎日あったこと全てが、先輩を好きになったきっかけ……かな?」
目を合わせずらくって、机の上ばかり見る。
話し終わったのに、赤羽くんは何も話さない。
からかうように何か言ってくるかと思ったけどそれもない。
吹き抜ける風の音と擦れあう葉っぱの音だけが耳に入ってくる。
無言の空間にいずらくて、私が最初に口を開いた。