君との期待値
「何で泣いてんだ?拓真先輩と喧嘩でもしたわけ?」
ストンと彼が私の左横に腰をおろした。
びっくりして目の涙が引いてしまう。
けど次の問題は赤羽くんが隣に座ったこと。
突然の登場に神経が落ち着かない。
私は視界に入らないようそっぽ向いた。
「ち、違うから」
「ふーん」
全神経が左半身に集中する。
き、緊張してきた。
こんなに泣いてしまった張本人がいるなんて、どうすればいいのか分かんないよ。
かなり泣いたし、
今の私はそうとう不細工だと思う。
こんなとこ赤羽くんに見られるなんて最悪だよ。