恋だったよね


3人は黙ってパンを見つめた。




「…何だよ」



3人は顔を見合わせる。




「いやー…何故クリームパンなのかと…」



ハルトは言いにくそうに言った。



「パンの種類は豊富にあるはずなのに…」



マヤは小さな声で言った。




「う、うるせーな、俺はクリームパンが好きなんだよ!」




「その顔で…」



「本当、人ってわからないものね…」




ハルトとマヤはユウキをからかった。




ミナはクリームパンを一口、一口と食べた。



ユウキがくれたクリームパンはいつもと違う味がした。




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