恋だったよね

そんな奴じゃない



春は過ぎて行き、暑い日が続く。
外ではセミの声が響いていた。




「はい、また俺の上がり!」




4人は教室でトランプをしていた。
ユウキは連勝している。




「さ、次は何やる?」




ユウキはトランプを配り始めた。




その時、教室のドアが開いた。
先生が立っている。




「ちょっと来い」




先生はユウキを見て言った。




「行かない」




ユウキはトランプを配り続ける。




「いいから来い」




先生は嫌がるユウキの腕を掴み教室から連れ出した。





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