恋だったよね
3学期

友情



始業式の日、マヤはいつもより早く学校に行った。




まだ誰もいない教室に入り、椅子に座る。
マヤは3人に初めて会った時のことを思い出していた。




自然と顔が微笑む。
マヤはひんやりとしている机に顔をつけ目を閉じた。




マヤが教室に入ってから数分が経った頃、教室のドアが開いた。




マヤは閉じていた目を開き、誰が来たのかを確認した。




「ミナ…」




「マヤちゃん…」




まさかミナがこんな時間に来るとは思っていなかったので驚いた。
ミナも、まさかマヤがこんな時間に教室にいるなんて思ってもいなかったので驚いた。





< 78 / 109 >

この作品をシェア

pagetop