thermos
闇の入口
ジリジリリリ……………ガタン

うぅ〜ん
と布団が動く。


目を擦りながら少女のような女性が起きてきた。

ハァ〜

と物憂そうなため息をつきながらベッドから起き上がり朝の支度を始めた。

今日はなんかちょっと気分が悪い……。

「たしか今日は体育があったから…」

と呟き服はジーパンとTシャツにした。


食欲がわかない、確かに

身体の異変を感じながら

いつもとは違う身体でい

つもと同じ通学路を歩い

て行った。








何の変哲もない最後の金曜日だった




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