thermos
朝が来た………

しかし、窓の外は暗く何も見えない。

窓が映し出すのは部屋の中だけだった。



トルルルトルルル

電話がなった、その男は躊躇わずに電話を取った。


「はぃ、あぁその件なら………あぁ、それでいいじゃあよろしく頼む。」


そう男は残すと、ドカッと目の前のソファーに座った。


………そして




…………………やっと見つけた、俺の……

と小さく呟き、目を閉じたのであった。




その男は、誰しもが疑わないほどの美貌を持っていた。



時が動く、俺達の時間が動きだしたのだ、ニゲレハシナイ。
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