2人の王子と天然の姫

2回目の告白


隼人が私をゆっくり引き離す。

思いっきり目が合ってしまう。

そらそうとする顔を

隼人が邪魔する。

「よけんなよ・・・」

いつもよりも真剣な眼差し。

吸い込まれそう。

私は目のやり場に困り

下の方を向いてしまう。

「沙羅・・・俺」

隼人が何かを言おうとする。

私は小さく深呼吸をする。


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