いちごみるく
しかし、あたしの問題(?)はそこではない。


あたしの問題は“音楽の先生”という事!!


音楽はあたしの得意科目で大好きな科目でもある。


中学のときはおっとりしておしとやかな先生だったからギャップがありすぎてついて行けないかも・・・



「質問はナイ??受けつちゃうわよー♪」

「先生は彼氏とかいるんですか?!」



でたよ!お決まりじゃん!!


男子の彼氏いますか発言っ


で、あの性格だからどーせ・・・


「んー・・・残念だけどおー・・・いまあーす♪」


やっぱりね。


残念って何が?!


一体何が残念なの?!


「マジかー」

「えー」

「はぁー」



え?!

男子らは一体何を期待していたの?!


あたしには理解できない・・・



「ごめんねー♪」



いやいや塚っちゃん、いちいち誤る意味もわからないんですけど。


女子は呆れ顔。

ためしに杏を小突いてみた。


「ありえなー」


予想通りの返答。

しかも即答。



カワイソウに・・・


塚っちゃん。


今日からあんたは女子の嫌われ者だよ・・・



「あー、えーっとお、皆も気付いたかもしれないけどお、右端の席の峰岸陸君は都合があってお休みなの。明日は来れるみたいだから・・・。女子の皆に言っとくけど、峰岸君なかなかカッコイイわよぉ♪」


「えー?!♪」


女子の黄色い声。


ちなみに杏も参加していた。



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