カワイイ娘のカ・ガ・ミ


 警察署で別れたあと、純子は担任の先生と一緒に区役所へ相談に行った。


 私は家に帰ってからお母さんにケータイ禁止令を言い渡された。


 せめてメールのやり取りがしたいと縋ると、ケータイサイトへアクセスできないようにするフィルタリングサービスの手続きだけは明日してくるようにと釘を刺された。


 私は渋々納得した。


 純子と作ったホムペは閉鎖しないといけない。


 停学や退学処分になる心配もあったし、別れて間もないのに純子と無償に話がしたくなった。


 そのとき、ホムペに書き込みがあったことを伝えるお知らせメールの着信音が鳴った。

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