material girl
「ザックが、あたしを指名したんですね。」
あたしが言うと、麻衣子さんが頷いた。
「あなたの親族だったのね、驚いたわ。でも、あなたは英語も話せるし、適任だと思った。この仕事、引き受けたわ。ただやっぱり、うちの会社の看板を背負ってもらうからには、あなただけじゃ経験が浅すぎるから、俊介を一緒につけることにしたけど大丈夫?」
げっ。
よりによって忍成俊介なんて…
でも確かに、彼のスタイリングはパンクが似合ってる。
悔しいけど適任だ。
「分かりました。大丈夫です。」
あたしの言葉に、笑顔になる麻衣子さん。