ナンパもほどほどに



天然Aは完全に彼らのペースに巻き込まれている

今や、手までつかまれ話している



この分だと、ボーリングとか言いながら、ホテルに連れ込まれる可能性もある……





Bは、イライラしながらも何とかこの状況を脱却しようと考えてるようで、さっきから目が合う




そうだ、Bには好きな男がいる―












!!!!!!!!!!





試行錯誤で名案を思い付いた私は、Bに目で合図を送った――


話、合わせてね?







「…ねぇ、
ボーリングなら行ってもいいよー♪♪」



「おっ、マジ~?!ノリいいじゃーん」


「おぅ、いこーっさー♪キラキラしたところー。ギャハハ」



こいつら………なめんなよっ!!






「ねぇB?ホテルなら困るけど、ボーリングならいいよねっ?!」





同意を求める私




まだ私の計画が分からないため、とりあえず話を合わせるB









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