1カラットの瞳
1方的なメール
 目を覚ますと、天井があった。自宅の天井だ。

 泰紀は起きあがった。すると達也がいた。

 「おい大丈夫かよ。急にぶっ倒れるもんだから、びっくりしたよ。まったく、二人で運んでくるのたいへんだったんだぞ。」

 「えっ二人って?」

 「俺とほら、あんたがいろいろ教えてた人。」

 達也は指さしながら、言った。泰紀はそっちを見たら、また気絶した。

 そう、あの女性がいた。
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