1カラットの瞳
 また、目を覚ますと、今度は誰もいなかった。

 泰紀は安心して台所に向かうと、コップ一杯水を飲んだ。

 すると、携帯のバイブ音が鳴った。メールが来た。知らないアドレスだった。

 [立石さんから、アド教えてもらいました。今日はすいませんでした。今度、また伺います。]

 さっきの女性らしかった。達也が、勝手の教えたのだ。
< 8 / 9 >

この作品をシェア

pagetop