★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜




「…あぁ、構わない」

凌兄は頷いた。





凌兄が困る…?

それって
どんなことなんだろう…?


やっぱり、凌兄のこと……



「…しおちゃん、結婚しちゃうんだなぁって思ったら、寂しくなったの…」


え?あたし?



「まだそれは先の話だし、それにしおちゃんが幸せになるのは嬉しいし、本当に祝福してるの。

でも、結婚したらいつか…凌ちゃんは、しおちゃんを連れていっちゃうでしょ…?」



「…ひな…」


雛は俯き加減で、下を向いている。

あたしは、なんて言っていいかわからなかった。



多分、いや絶対、優しい子だから困らせなくないのに、困らせることを言ってしまったと、自分を責めているのだろう。




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