★My Homeの秘密★♪〜brother&sister〜



「寂しいなんて、雛に言ってもらえて、あたしは幸せ者だよ♪」



雛はえ…とあたしを見ていた。


「隠さないで。雛の本音が聞けて嬉しいっ!

…大丈夫、安心して!出てったとしても、ちょっちゅう帰ってくるからっ♪♪

なんなら、毎週土日は帰ってこようか?」



「…さすがにそれは駄目だろ。家出る意味ねぇし」


凌兄が突っ込む。

え〜。むくれるあたし。



「…ふふ。しおちゃん大丈夫だよ!」

「そう?」


「…あたしたちのことも、忘れないでね?」


「…なにいってんの!あったりまえでしょ!!」



あたしがそういうと、雛はとびっきりの笑顔をした。


「可愛い〜!!」


あたしはまた抱きしめた。




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