鉄のココロ
早く着きすぎたから、お店の前でどうしようか悩んだが、すぐに人影が見えたので深呼吸をしてそっと店内に入った。
背の高い男の人が
立っていた。
『はっ、はじめまして、
今日からお世話になります!
よろしくお願いします!』
てっぺいとの出会いだった。
その背の高い人は
こちらへ寄ってくる。
『よろしく!俺は高崎てっぺい。
つーか、やりなおし。
初めて会う人には自分から名乗らないとな!』
もう一度
僕は言い直す。
『よし!合格!
この店では、下の名前で呼びあうようにしているからシンって呼ぶな!
俺はてっぺいさんでも、てっぺいでもいいぞ。
あと、みんないいヤツだから、みんなにも明るく挨拶してやってな!』
僕はなんだかうれしくなって、次々にくるスタッフに笑顔で挨拶をした。
ここに決めてよかったと
素直に思えた。