鉄のココロ

早く着きすぎたから、お店の前でどうしようか悩んだが、すぐに人影が見えたので深呼吸をしてそっと店内に入った。










背の高い男の人が
立っていた。




『はっ、はじめまして、

今日からお世話になります!

よろしくお願いします!』




てっぺいとの出会いだった。



その背の高い人は
こちらへ寄ってくる。


『よろしく!俺は高崎てっぺい。

つーか、やりなおし。
初めて会う人には自分から名乗らないとな!』



もう一度
僕は言い直す。


『よし!合格!
この店では、下の名前で呼びあうようにしているからシンって呼ぶな!

俺はてっぺいさんでも、てっぺいでもいいぞ。

あと、みんないいヤツだから、みんなにも明るく挨拶してやってな!』




僕はなんだかうれしくなって、次々にくるスタッフに笑顔で挨拶をした。






ここに決めてよかったと

素直に思えた。


< 4 / 45 >

この作品をシェア

pagetop