きっとここで君に出会うために
あからさまに落ち込んだ顔。
でも、またすぐにニコニコする。
なんでこの人はこんなにも感情を顔に出すことが出来るんだろう。
くるくると目が回るほどに表情を変える。
まるで小さな子どもみたいだ。
「帰るの?」
黙って立ち上がったあたしに声をかける。
歌わないんなら帰るだろう普通は。
ほんと馬鹿な男だ。
ただ頷く。
「じゃあ送ってく」
そう言って立ち上がる。
「そんなのいいよ」
はっきり言って迷惑なんだけど。
わかんないのかな。