きっとここで君に出会うために
全然知らない男に家なんて知られたくないし。
気まずいじゃん。
「いいからいいから。夜道に女の子一人じゃ危ないから」
「そんな気を使わなくてもいいよ」
直接迷惑だなんて言えないから遠回しに言う。
「俺が送りたいだけだから気にしないで」
それが迷惑だってなんでわかんないんだろ。
なんか面倒になってきた。
どうでもいいや。
仕方なく黙って歩き出すと、あいつも隣を歩き出す。
ちらっと隣を盗み見ると、すっごいニコニコしてる。
うわー、ちょっと気持ち悪いよこいつ。