恋の音色

ナツトとの再会

母と別れた後、私は渡されたお見合い写真に目を通した。


切れ長の綺麗な目が印象的な男性…。
年は私より二つ年上。



…私はこのまま、この人と結婚するのだろうか?


恋を知らないまま、私は生涯を終えるのだろうか…?



「ハァ…」


私はため息をつき、ベッドにダイブした。


窓から、大好きな桜の香が入ってくる…。


そして、眠くなってきて、意識を失いかけたその時だったー…。



ダーン!


「!?」


突然開かれた扉の音によって私は飛び起きる羽目に…。
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