春夏秋冬
喉が酷く乾いてる
「でも私は責任を果たさなきゃいけなかった。結局大会でトップになった私に、皆『優しく』してくれた、イジメなんか無かったみたいに。だから…」

「自殺未遂したの」

私を支えていた彼の肩がピクンと揺れる
「目が覚めた時は、病院のベッドの上だった」
「家出もしたよ、お母さん突き飛ばした事もあっ…た」

もう言わなかった頃には戻れない

「だから、ショウタには嫌われたくない!もう一人は嫌なの!一人に…しな…い…で」

雨で濡れた服をはがしていく
上は下着だけ
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