枯れた心に愛を



「ねぇ〜?」


私は長の所に滞在していた。


「何だ?」



「詰まらない」


毎日勉強ってのも飽きる。ココの宮殿には長しか居ない。
奥方様は随分前にご病気で他界したと聞いてた。



「それは、可哀想に」



「どっか連れてって?」



「俺様が外に出たら大変だ」



「バレなきゃいい話じゃん?」



「馬鹿か?オーラが違うんだよ♪」



「詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まら「分かった分かった!!何処に行きたいんだよ?」



長も私に甘い。
独りっ子だった私に兄が出来た感じだ。


「パァ〜っと買い物♪」















< 137 / 159 >

この作品をシェア

pagetop