枯れた心に愛を
「ねぇ〜?」
私は長の所に滞在していた。
「何だ?」
「詰まらない」
毎日勉強ってのも飽きる。ココの宮殿には長しか居ない。
奥方様は随分前にご病気で他界したと聞いてた。
「それは、可哀想に」
「どっか連れてって?」
「俺様が外に出たら大変だ」
「バレなきゃいい話じゃん?」
「馬鹿か?オーラが違うんだよ♪」
「詰まらない詰まらない詰まらない詰まらない詰まら「分かった分かった!!何処に行きたいんだよ?」
長も私に甘い。
独りっ子だった私に兄が出来た感じだ。
「パァ〜っと買い物♪」