枯れた心に愛を
そんなにしてまで俺に会いたくないのか?
勘違いをしていた。
少し期待をしてたんだ。
はははっなんて自意識過剰な考え。
「そっかぁ。大学、受かると良いな♪」
「失礼します」
「羅葡」
聞こえるか聞こえないかと言う声で呼んだ
ピタリと止まった。
羅葡の顔が真っ赤に染まっている?
勘違いでもいい!!
自意識過剰でも、変態でもストーカーでも何でもいい!!
羅葡の手を握り使われてない教室に来た。
「さ…桜木!?」
何だか解らないって顔をしてる羅葡
中に入って暫しの沈黙。
その沈黙を破ったのが羅葡だった。
「桜…木?」
「そんなに俺が嫌いか?もぅ逢いたくないのか?
……俺は……俺は羅葡が好きなんだ!!」