絶対ダメな恋 〜偏見の世の中を生き抜いて〜下
そこに立っていたのは、川上先生だった。


「どうしたんですか?」


先生は僕を心配そうな目で見ると、小林先生にきいた。


「一瀬が風呂に入ろうとせんのですよ!風呂嫌いなのか知りませんけど…。川上先生のクラスでしょう?」


先生を責めないで…。


「すいません…。あとは僕が何とかしますので…」


川上先生は小林先生に頭を下げた。


僕のせいで先生が…。


「なんとかしてくださいよ…全く」


小林先生は脱衣場から出ていった。


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