秘密の恋 〜私の禁断〜 上



―プルルルル…プルル…



『はいはーい!』

勇気の元気な声に心が痛む。

「あっ今大丈夫…?」

『うん、そっちは平気なの?』

「旦那、寝てるから。」





私は勇気に旦那が風邪を引いたことや、同情かもしれないけど、うまくやっていきたい事を伝えた。





『あ〜ぁ…で?』

「でね………」

『連絡やめたい…って?』

「あぁ…うん…。」






『はぁ〜…』






大きなため息が聞こえた。

「ごめんなさい。」

『いや、いいんだよ。仕方ないもんね。でもさ……』



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