秘密の恋 〜私の禁断〜 上
たわいもない話で少しドライブを楽しんで、11時30分、家の近くまで送ってもらった。





楽しかった。

純粋にそう思った。






「今日はありがとう。楽しかったよ。」

「こちらこそ!」

「…あっ!!ご飯のお金!」

「えっ?別にいいよ。」

「でも〜…」

「おっちゃん、金あるから(笑)女の子に払わせれません!」



女の子…私が?
こんな平凡な主婦が?
久しぶりに言われたな。
女の子…。



しかも、断り方がスマートな感じがしてまた好き。




「ありがとう、ご馳走様。気をつけてね。」

「うん、おやすみ!またね。」



勇気は帰って行った。





「はぁ〜…楽しかった♪」






その時、後ろから呼び掛けられた。




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