もう一度君に会いたい

それからすぐに先生が来て俺は体育館に移動した。

俺が廊下を歩いていると、いきなり肩を叩かれた。

振り返ってみるとそこには……


小中、同じの幼なじみ、村上朝陽(ムラカミ アサヒ)が立っていた。

「よぉ。春もこの高校だったのかっ!?」

と、人懐っこい笑顔を見せた。

『朝陽も、この高校か…。』

俺は興味なさそうに言った。

「相変わらず、つめてぇなぁ。」

と、朝陽は言ったけどあまり気にしてないように1人で話はじめた。

『(これから面白くなりそっ)』

俺はそんな事を思いながら入学式に参加していた。


――
入学式も終わり、今日は帰れる事になった。
「春~!!」

すると隣のクラスの朝陽が俺の名前を叫びながら教室に入ってきた。

きゃ~~!!

女のうるさい悲鳴(?)が教室中に飛び交った。

……まぁ、男の俺から見ても朝陽はカッコいいからな。(言っとくけど、俺はホモじゃないぞ!!)←


そんなことを1人で思っていると、

「春っ!一緒に帰ろうぜ!」

『いいよ。』

そして俺はまだ騒いでる教室を出た。

< 3 / 87 >

この作品をシェア

pagetop