もう一度君に会いたい



「なんだよぉー。
せっかく二人きりにしてやったのに……」


……ごめんな、朝陽……。


『まぁいいじゃねぇかっ!これからだ、これから!』


俺はそう言って、附に落ちない感じの朝陽を宥めた。

罪悪感を感じながら……。


―――

今は、クラスで体育祭の話をしている。

この学校では毎年、体育祭の優勝クラスには豪華賞品を貰えるらしい。


< 30 / 87 >

この作品をシェア

pagetop