Bridge OF Dream & Hope
赤面
優海は、思い出した。
図書館から借りてきた本を返す期限が今日だった事を。
期限を過ぎて返す事をしたくなかったから、読みかけの本を読み始めた。しばらくすると、眠気に襲われた。昨夜は、面接が気になって眠れなくて寝不足だった。
母の声に気がついて、はっとした。「時間がない!」急いで自転車をこいだ。ペダルを踏み外す位、競輪選手なみのスピードで。
図書館の窓口は、混んでいた。
明日から館内整理週間に入るので、図書館は閉館する。そのかわりいつもより長く借りられるので利用者が多いのかもしれない。優海は、借りる本を探す時間がなかった。今日は、返すだけにして順番待ちをしていた。
待っていると眠くなった。あくびが出た。
その瞬間、自分を見つめている視線を感じた。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop