◇◆近距離恋愛◆◇〜続編〜

体育館につくと中から聞こえてくるボールのつくおと


「隼人!」



美海は体育館の入り口から隼人を呼び駆け寄った



「おぉ、なんだよ!珍しいじゃん」



そういって美海をまじまじと見る



「ちょっと会いたくなっちゃって」



なんて女の子らしいことを珍しく言ってあげたのに



「ちがくて、髪の毛!」



「へ?髪の毛?」



「うん、髪の毛にごはん粒ついてないの珍しくね?」



って、なにそのいつもごはん粒つけてるイメージ



やめてくれないかな



「もぅ!ばかばかばか!」



隼人の肩を思いっきり殴ると隼人は痛そうに肩を押さえた



「うそうそ!嘘だって!つうかお前の馬鹿力、やべえな!」



< 54 / 145 >

この作品をシェア

pagetop