俺を闇から救ったのは、 彼女でした
俺は、4畳半の中で生活して… 家族のいない時に…行動をする。 俺の事なんて誰も気にかけない。 ただ、お金をくれるだけの 親と、俺の関係。 それが平林家の家族だった。 教師の親は、俺達姉弟よりも、 生徒が大事な人達だった。 姉は、頭が良かった事もあり、 親の期待に答えた。 私立エスカレーター式の女子校で、親と同じ教師を目指している。 それに比べて俺は、 小学受験に失敗し、中学受験まで失敗してしまった。 おまけに今は、不登校。 俺の将来は? って考えると、不安になる。 だけど、どうする事も出来ない 俺なんだ。 今の俺には、落ちこぼれって言葉が ピッタリなんだろうな。