平々凡々なストーカーです。
「だって地元君このままだと寒いし・・・」

空崎さんがやや困り気味に言う。
やめてくれ。
そんな可愛い顔をしないでくれ。

「う・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・し、失礼します」

小さな声で空崎さんの方へ寄る。

顔が熱い。

傘を持つ手が異常に震える。

「ふふ」

隣で小さく笑う彼女の声を聞いてさらに俺は顔を熱くした。



やばい。
なんだか死にそうなほど心臓がいたい。

このままじゃ死んじゃうんじゃないのか?

「・・・・・」

「地元君?」

「は、はい!」

「どうかした?」

心配そうに首を傾げる空崎さん。
やめてください。
俺は。
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