モノクロ
【ー遥斗sideー】
涼子が風邪?
電話繋がらなかったのもそのせいか。
俺は店長から涼子の代わりを頼まれたバイト中。
涼子大丈夫なのか?
雑誌の整理のため、本棚に手をのばすが、頭の中に浮かんでくるのは涼子のこと。
バカだな…俺。
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「お疲れ様…今日はいきなりごめんなさいね。」
俺がエプロンを脱いで帰ろうとすると、店長がやって来た。
「…いえ。じゃあお先に失礼します。」
「あ…ちょっと待って。」
休憩室を出ようとしたら、店長が俺を呼び止めた。