続〃ねこ笛日記
台地の家から脱出〃
台地のある日。
椿の木の下には、私達のエサが、並んでいるわ…


食器は別々になっていて、 全部で七つあるのよ…


数が合わない?
それは、ここに来るよその猫の分も用意してるからよ…

仲良しの猫が遊びに来るの。でもね、いつもじゃないのよ…


よその猫は気が向けば… つまり、気まぐれなのよ〃

やだぁ、猫の気まぐれって このことを、言うのね…

「キュッ、キュッ、~」

母さんが、笛を鳴らした。 猫達を呼んでいる~


一応、いつもの仲間達が… アッ、違ってた!
一匹足りないです…


「クロちゃんが、まだやね 、どうしてるんかな… 」

「キュッ、キュッ~」
母さんは又笛を鳴らした。

すると、山の上の方から… ガサッ、と音が聞こえてきました…


「やあ、クロちゃんや! どこに、行ってたんや! 遅かったなあ…」


母さんは、クロちゃんの頭を撫でてやりながら…


「やれやれ、今日もみんな 元気やから、良かった」

そう言うと、すぐに草むらにしゃがんだ…


その母さんが、突然叫ぶ… よく見ると、母さんの靴の下に、何やら黒いものが、あります…


「キャ-ッ、ムカデがおる。 わあ〃
ようさん、出てきよる」

そう言ったとたん〃
「バシッ〃」
持っていたカマで叩いた〃

私も大嫌いなムカデが~ 数え切れないくらい〃


土の中から、ゾロゾロと〃 出てきたのです。


母さんは、それを見ると〃 又びっくりして~
飛び上がっていた〃


そのあとは、もう~
たいへんだった、にゃん!
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