先生

四日後

結果は学校に届いて、担任の先生から結果を聞いて、通知をもらう。

放課後、受験の通知が来ている人は学校に残された。
一人一人、教室に呼ばれる。
やっと自分の番が回ってきて、彩花は教室のドアを開けた。
先生の前に座る。
先生の表情からは何も読み取れない。
不安が彩花をいっぱいにする。
「一ノ瀬、、、」
「はい、、、」
彩花はゴクンと唾をのんだ。













「おめでとう。合格」
そう言って、担任の先生が差し出した紙には“合格”の二文字。
「っ!」
あまりに嬉しくて、言葉が出なかった。
「よかったな。一ノ瀬」
「は、はいっ!ありがとうございます!」
その後、入学の手続きやいろんな説明を受けて、彩花は教室を出た。


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