Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
途中、あたしの座る壁沿いに置いてあった消火器を手にした。

って、消火器!?

「おいっ、お前ちょっと待てっ!!」

オリジナル・ジンの背中の方でレンの怒鳴り声。

火の気なんかどこにもないよ?

それ、……どうするつもり?

「ちょっ、ちょっと、あの?」

確実にあたしの方に向かって来てるよね?

まさかっ。

まさかっ、それっ、あたしに吹きつけるつもり!?

ううん、吹きつけるならいいけど、ひょっとして……!?

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