Replicant・Lover’s-L No.6 2 Method to human
身の危険を感じて身をよじって、ずりずり壁沿いに後退りするあたしの目の前に立ち止まると

オリジナル・ジンは消火器を持つ手を振り上げた。

「うそっ!! ちょっ!?」

冗談でしょ!?

でも、オリジナル・ジンの表情は恐ろしいほど冷たくあたしを見下ろしてて、そもそも、冗談を言うタイプじゃないし。

本気で、それであたしを殴るつもり!?

ニシカワさん、このオリジナルにはロボット三原則入ってないって言ってた、研究員さん達殴って倒しちゃったし、

まじ、あたし、殴られるっ!?


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