3月7日の恋

2人のその姿を見てられず思わずうつむいてしまった。

「夏木?どうした?気分でも悪いのか?」

奏が心配そうに、駆け寄ってきた。

「優しくしないでよ。」

「えっ・・・」

あっ。何言っちゃってるんだろう・・・。

「あぁ~ほら、敵の心配してると、まっ負けちゃうよ!」

「そっ、そうだよな!」

奏は納得して?戻って行った。
幸い私と奏の会話を誰も聞いていなかった。と、その時は思っていた。





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