3月7日の恋
-決勝戦-
「むっ無理ぃ~~!凌くんお願い!」
「いきなり言うなよ!うわツ」
「へっ!凌もたいしたことないな!」
「うっせー。・・・てか、心音!いきなりよけるな!」
「だってぇ。あんな早いの無理。・・・それより。奏!!なんでここなっかり狙うの!」
「そりゃぁ~へたくそなやつ狙うだろ(笑)」
「ムカツク~!凌くん絶対勝とうね!」
私がそう言ったら、奏も
「陽菜、俺らもがんばろうな!!」
そう言いながら、陽菜の肩に手をのせて自分の方にグイッ。っと寄せた。奏は意識してないんだろうけど、陽菜はちょっと驚いた顔をしたけど、ほっぺを赤く染めて恥ずかしそうに笑っていた。