運命の彼 運命の彼女
ついつい目が
離せなくて
そんな事を
ボーっと考えていると

その人は
集めた私の荷物を持って
私の前に立ち
ベンチへ荷物を置いた

そして私の手にある
キレイなままの
ハンカチを見て
私の手から
ハンカチを取り
そのハンカチで
私の膝を押さえた


「え!! あの、
大丈夫です…。」

“だって 私の前に
しゃがんでるし”
“私 ストッキング
破けてる”
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