グリーン・ロード
それは・・・、


首と両手が
切り落とされ
傷口をでたらめに
縫合された
子(?)だった。


衣服なんて何一つない。


裸足の足で、

”ペタッペタッ”

いわせていた。



両腕を伸ばし
左右に揺れながら
近寄ってくる。


身長は
130センチ
ぐらいだろうか。



(触れるな! かわせっ!!)



オレは、
そう自分に言い聞かす。

なぜだか、
理由はわからない。

ただ、
そうすることが
正しいんだと
思えて仕方がなかった。




オレは壁に張り付き
かわすように、
そして触れないように
避けると
通り過ぎるのを待った。


必然と心拍数が上がり、
緊張が走る。





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