クライモアー
さっき見てしまったモノは机の下に隠した


それと同時にさっきの悲しみも、そっと心の奥にしまった…




ガチャ…


玄関が開く音がした

きっと、もっちゃんが仕事から帰ってきたんだろう


あたしは玄関まで駆け寄って勢いよく抱きついた



「ただぃ…おわっ」


もっちゃんは、よろけながらも受けとめてくれた



そして、

苦しいぐらいの力でギューって抱き締めて


「ただいま…」

あたしの耳に切ない小さな声で呟いた
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