セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話
「電話遅いからブッチされたかと思いましたよ~」

少しふてくされぎみに笑ってた。


「違うよ~仕事何時までかわからなかったから…」

「いいですよ、こうしてかけてくれただけで嬉しいですから」



あれ?
電話ごしに数人の男の人の声が聞こえる。


「今、どこにいるの?」

「友達と飲みに来てる」


「そっかぁ、じゃあ電話…」

「今、俺のほうからショートメールでメアド送るから、梨華ちゃん返信してきて」


「うん、わかった」

「じゃあね♪」



長電話ができないとわかって気が抜けたけど、これから来るショートメールに胸が高鳴る。
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