セカンドガール〔美容師に恋した春〕実話
気まずい沈黙が流れた――



“もう帰ろう”が言えない

それが正しい言葉なのに。




まだ一緒にいたい自分がいる。




「じゃあ…さ」

森くんがあたしの髪を指に絡ませながら、目を細めて言う。



「こうしてよっか」

ぎゅっと抱きしめられた。





あたしはその腕を
ほどく事ができない…。
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