叶わない恋・・・叶える恋
(言っちゃったよ。
後ろに絶対居たよね…、
明日から気まずいし)
私は、体育で使ったジャージに着替えながら、一人ごとをつぶやいた。
―ガチャ、キーッ―
屋上の重たいドアが開く音がした。
歩き方、香水の匂い、
旬だ。
旬「ゆみ?」
ゆ「....。」
旬「俺ら、付き合っちゃうか!」
ゆ「え?」
旬があぐらをかきながら、当たり前のような顔をして言った。
旬「手出して?」
ゆ「ん、」
旬「俺さ、ゆみには素でいれるんだよね。今まで淳だったんだけどさ(笑)」
ゆ「??!」
わたしの右の薬指に、
「Love forever」
の文字が。
旬「夏休み終わったときに、告ろうと思っててさ(笑)でも、なかなかタイミング掴めなくて。」
ゆ「ほんとに、あたしでいいの?」
旬「おう。」
わたしは嬉しくて涙がこぼれた。
ねぇ、旬。
あの時本当に夢かと思ったの。
好きな人ともっと近づくことができる。
こんな幸せなことないよね。