天使への判決
「何だと!コラアア!
テメエは組をぶっ潰す気かあ!」
ナオキの襟裳を片手で締め上げたヨウスケは、もう片方の拳を握り締め、今にも殴り掛かるような体制をとっている。
「ヨウスケ…やめろ…」
俺は立ち上がり、ナオキを締め上げるヨウスケの手を振り払った。
ナオキの身体はその場でが崩れ落ちる。
なぜだろう…
俺は自分でも不思議な位、冷静に頭を回転させている。
瀬戸が殺された…
しかも、殺ったのは俺の弟分だ…
この事実はどうあがいた所で、決して変わる事はない…
「ナオキ、落ち着いて話してくれ…」
俺はナオキの横にしゃがみ込み、震える背中に手を添えた。