この想いを君に…
「さてと…」

祥太郎は彩子ママの肩を持ったまま、あたしの頭は撫でた。

「じゃあまたな。
次、会う時はサーキットで」

帰るよ、と彩子ママに言って祥太郎は家に帰っていった。

彩子ママも一緒に帰った。

「じゃあ、俺も帰るわ」

光さんもあたしの頭を撫でた。

「ま、たまにはこういう事もあり、やな」

そう言って笑った。
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