この想いを君に…
「パパ…」

あたしはパパの左手を掴んだ。

パパはゆっくりと振り返る。

「本当にごめんなさい」

受け入れてくれないかもしれないけど。

あたしは頭を下げて謝った。

「…」

パパは相変わらず冷めた目をしていたけど。

あたしの腕をぐっ、と引き寄せて

「…今度したら、家、追い出すから」

あたしを力強く抱きしめてくれた。

「…うん、本当にごめん」

涙を我慢していたのに。

耐え切れなくなって、声を出して泣いた。



パパは黙ってあたしを抱きしめていてくれた。

泣き止むまで、ずっと。
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