この想いを君に…
「ホント、次は許さないからね!」

桜は知樹の上で足をバタバタ。

「桜ー!!ヤメロ!!」

知樹が桜を突き飛ばす。

「知樹ー!!」

桜は知樹の髪の毛を引っ張る。

「二人とも、いい加減にしろ!!」

パパが間に入る。

「むっちゃん、無事で良かった!」

その隙に泰樹があたしに抱きつく。

「ありがとう」

泰樹は体が小さい。

背の低いあたしより背が低くてまだ145センチくらいしかないから、可愛い。

思わずギューっと抱きしめた。



「じゃあ、ご飯食べてみんなで寝よっか!」

ママがキッチンからそう、声をかけると三つ子達は我先、とばかりにキッチンに走っていく。
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